「春の小旅行/明治村・犬山城」感想手記

 雲一つない晴天の下、暖かな日となった3月25日、しらはぎ会の春の小旅行は、観て・知って・食して、春を満喫する楽しい一日となりました。

 最初の目的地「明治村」へ向かう車中では、参加された皆さんから近況を交えた自己紹介をしていただきました。空気が和んだ後、恒例の豆知識タイム!
 時の人「西郷どん」の弟  西郷従道氏の生涯や、国宝犬山城にまつわる史実、国宝茶室如庵と茶匠織田有楽斎の逸話等、クイズを交えて楽しく学びました。

 明治村では、地元のボランティアガイドの方が、じっくり見て回れば一日がかりの行程を、私たちの予定に合わせて90分間で代表的な建物を解説してくださり、近代日本の歩みを知ることができました。1丁目から5丁目からなる村内には、現存していた歴史的建造物を全国から、様々な技術を駆使して解体・運搬して60以上設置してあり、文字通り明治時代にタイムスリップしたような、圧倒的な迫力を感じました。「もっと時間をかけて見て回りたい」とのお声が多かった滞在でした。

 そしてバスは同市内の国宝犬山城へ。皆さんが楽しみにされている犬山名鉄ホテルでのランチコースです。
 会場の大窓から、犬山城が眼前に見えて、咲き始めた桜とのコントラストが見事な借景です。 眼下には木曽川が流れ、上質な癒しの空間の中で、皆さんの食欲も会話も弾み、前菜からデザートまでゆっくり食事を楽しむことができました。

 この後は皆さんがそれぞれの過ごし方を選んで過ごす時間に。
 犬山城の天守閣に上る健脚派、ホテル敷地内の有楽苑で国宝茶室如庵や庭を堪能して呈茶を楽しむ方、犬山城下名物の「串物」を食べながら土産物店を巡る方等、観光客で賑わう城下町での楽しい午後を過ごしました。

 こうして、たくさん歩いて見て食べた犬山とお別れし浜松への帰途となりました。
 ドライバーさんの時間ぴったりのしかも安全運転のお陰と、参加された皆さんがすべての集合時間を見事に守ってくださったご協力のお陰で、楽しく充実した無事故の旅行になりました。
 また、執行部の方々そして旅行部の皆さん、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
これからもしらはぎ会の行事に気軽にご参加いただけることを願っています。

29回 宮本慶子