このホームページを通して会員相互の交流が一層深まり、活動の場が広がることを願います。
ご講義では、桑原先生が幼いとき、早くにご両親を亡くされ、おじい様、おばあ様にかわいがられ着物に多く親しむ生活でお育ちになられたこと、お教室を開かれた後、ホスピスで最後は白い振袖を着たいと希望された患者様の希望をかなえた看護師さんの話、白山の牛首紬と「風の盆恋歌」(高橋治著)の話、鰹縞と源氏香、黄櫨染御袍、紅絹(もみ、紅花で染められた裏地)と入選された短歌の話、夏の着物の着こなし、単衣(すける、すけない)季節を先取りするおしゃれのお話と、ビデオ、婚礼衣装、黒留袖、振袖、訪問着と付け下げの違い、昔の着物が生かされて、受け継がれていくお話など、心温まる多くのお話をしてくださいました。
着付けでは、下着、浴衣を着付け、帯結びはちょうちょ結びと、姉様結びをし、それぞれ写真撮影をしました。
着物のたたみ方の実習のあと、しらはぎ会役員の大石順子さん(30回)のお父様のご縁から、美智子上皇后さまとのご交流のお話をうかがうことができました。
心温まる多くのお話を聞くことができ、笑顔で浴衣の着付けをし、楽しく有意義な時間を過ごすことができました。
高柳ふみ枝(31回)