私のフォトアルバム:令和元年12月

野平 美紗子(11回)
「私はデジカメを手に近所を散歩しながら俳句を作っています」
冬の蜂

金色の蜜を求めて冬の蜂

菊があちこちで美しく咲く季節です。
道すがら、日だまりで蜂が菊の蜜を吸っているのを見ました。
この冬を乗り切る力を得ようとしているのでしょうか?ちょっと哀れを誘います。

2019/11/15

銀杏(いちょう)の木

銀杏(ぎんなん)を拾へば幼き日に還る

雨のそぼ降るキャンパスを黄色に彩る銀杏の木です。
誰も拾わない銀杏の実を一つ拾いました。
子供の頃に還った一瞬です。

2019/11/22

青空の山茶花(さざんか)

山茶花や悩みを放つ青空へ

しばらく雨模様の日が続きました。
これを「山茶花梅雨」ということを天気予報の時知りました。
この日は素晴らしい晴天で一気に私の悩みが解放されました。
といっても、掃除・洗濯・外出などが滞るという、たわい無い悩みですが…。

2019/11/25

柿紅葉(かきもみじ)

柿紅葉大和へ帰る切符とす

戦死した父の里は明日香村です。
疎開したこともあるそこを訪れることを「大和へ帰る」と言っていました。もう何年も帰っていません。
柿の赤く紅葉した葉を庭先で手にした時、大和へ帰りたいなという思いが湧いてきました。

2019/11/29

薄原

雲割って光もれ来る薄原

午後三時過ぎ久し振りにウォーキングしました。
西の方に雪雲らしい黒い雲がありましたが、その雲を割って日が射しこみ、原っぱの薄が輝いていました。

2019/12/3

石蕗(つわ)の花

竜神の水は湧水石蕗の花

竜神は水をつかさどる神とのこと。
竜神の口から出る水は湧き水で、わざわざ汲みに来る人もおります。
その水を吸って力強く咲いている石蕗の花です。

2019/12/7