私のフォトアルバム:平成28年11月

野平 美紗子(11回)
「私はデジカメを手に近所を散歩しながら俳句を作っています」
メキシカンセイジ

秋の空ますます高しセージ咲く

この日は小春日和の日で、空はどこまでも青く澄み切っていました。
夏から秋にかけて天候不順だった為でしょうか、このメキシカンセージ(その紫の色から、アメジストセージともいわれます)が初冬のこの日も天に向かって咲き誇っていました。

2016/11/03

背高泡立草

園芸店の庭にも背高泡立草

この花は切り花用の観賞植物として、明治時代米国から導入された帰化植物ということです。一時、花粉症の原因とされましたが、その後関係ないことがわかりました。
どこにでも群生する草ですが、園芸店の庭先にもあるところが面白いと思いました。

2016/11/03

お茶の花

街道の垣に未だにお茶の花

幹線道路沿いの粉塵を浴びてこの茶の樹がありました。もうこの辺りではお茶は栽培していません。
放置されたまま、季節が来ると純白の花を咲かすこの花がなぜか不憫です。

2016/11/05

冬田

夕暮れは寂しきものよ冬田光

日の暮れが早くなりました。
荒川の土手を散歩していた時の情景です。
これから眠りに入る田に降り注ぐ夕方の光が逆光となり一層寂しさを掻き立てます。

2016/11/05

紫式部の実

啄ばみて鳥零しゆく実むらさき

紫式部の実を俳句では短く「実むらさき」とも言います。
いろいろな鳥が渡ってくる季節です。
この実を尉鶲(じょうびたき)などがつつきに来ます。

2016/11/10

満天星(どうだん)の紅葉

満天星の燃え滾るごと紅葉して

いろいろな草花が植えられている大きな団地の中の道をよく歩きます。
その道に真っ赤に紅葉した満天星躑躅を見つけました。

2016/11/10